映画「イコライザー」のおかげで少なくとも一週間は部屋の秩序が保たれた

先週末にツイッターで「イコライザーっていう映画は主人公が病的なまでにきちっとした生活を送っている素敵なアクション映画」というつぶやきを見て、病的なまでにきちっとした生活に憧れていたので、観た。デンゼル・ワシントン演じる主人公は思ってたのと違うのだけれど期待が裏切られたわけではなくて、笑顔に悲しみの影が差しながらの独居生活は胸がときめいた。後半割とそこら辺どうでもよかったのも含めて、佳作の映画だった。たぶんわたしが想像するような映画は「ジョン・ウィック」ではないかと予想しているのだけれど、まだ観る予定はない。流行った映画は後回しでいいや、と思っていると英国王のスピーチみたいに何度も借りて一度も観ずに返す、という事態になりかねないのだけれど。

それはさておき、デンゼル・ワシントン演じるボブ(あるいはロバート)に魅了されたわたしは、引き出しの中からシーツのよれまでかなり気にして一週間を過ごした。その結果、部屋はここ数年で最高レベルの秩序が保たれているし、毎日家に帰ると「イコライザー効果だ」と頭で念じ、そうすると部屋が片付けられるようなスイッチが生成されつつある。この記事を書いているのは、次の一週間もイコライザー効果を持続させるためで、二週間この生活を続けられれば、俺はデンゼル・ワシントンになれる気がしている。

映画の持つ力は偉大で、映画館から出てきた時、人間はなにかに取りつかれている(取りつかれない映画を駄作と呼べばいいのだと思う)。残念なことに毎週続くアニメやドラマではここまでのパワーはないし、読書はそもそもがパワーを必要とするので生活が破綻した人間には向かない媒体だ。好奇心を制御しきれず、ムラがありつつも気に入ったものにはのめりこむADHD傾向の人間は、映画のディスクを頭に挿入して映画の主人公になりきるのが生活再建への一歩じゃないかと思う。

次はお金をきっちり管理する主人公の映画を観たいんですが、オススメはありますか?