2019年ここ行ったよリスト

観劇に類するものが対象。

1月

なし

2月

音楽:2月2日(土) 松戸・森のホール21 わぐりすらん(バレンタインライブ) 昼の部 夜の部

音楽:2月9日(土) 鳴門市文化会館 Wake Up,Girls!FINAL TOUR-HOME- part3 KADODE 昼の部 夜の部

音楽:2月23日(土) 仙台サンプラザホール Wake Up,Girls!FINAL TOUR-HOME- part3 KADODE 昼の部 夜の部

音楽:2月24日(日) 仙台サンプラザホール Wake Up,Girls!FINAL TOUR-HOME- part3 KADODE 昼の部

3月

音楽:3月2日(土) 神楽坂・神楽音 リトルガールハイエース

音楽:3月4日(月) 下北沢CLUB Que 高橋徹也 / the MADRAS

音楽:3月8日(金) さいたまスーパーアリーナ Wake Up,Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

映画:3月13日(木) 新宿バルト9 コードギアス 復活のルルーシュ

4月

野球:4月4日(木) 神宮球場 ヤクルト(寺原)-DeNA(大貫)

芝居:4月12日(金) シブゲキ 爆走おとな小学生『舞台版「魔法少女(?)マジカルジャシリカ♡アニメ版なんてありません」』

いかにして俺はWUGに出会わなかったのか

このエントリの発端は山本寛のブログを読んだからだけれど、それに関する話はしない。

Wake Up,Girls!のライブにはまったのは、HOMEツアーpart1、大宮公演に誘われたから。それは以前のブログにも書いた。けれど、正確にはWUGの現場はそれが2回目だった。2017年、わたしはWUGのライブに足を運んでいる。すなわち、わたしはファーストインプレッションでWUGが刺さりはしなかった。自分の気持ちを整理するためにこのエントリを記す。

声優現場に対する偏見と抵抗

2017年2月。イオンレイクタウンでにぎわい東北 presents Wake Up, Girls!in レイクタウン ミニライブ&お渡し会が開催された。わたしの自宅から自転車で行ける距離で、無料観覧できるという。その時わたしは七人のアイドル、TV版、青春の影Beyond the Bottomを見ていたし、Wake Up, Best!1、2ともに聞き込んでいた。さらに言えば当時の最新シングル「僕らのフロンティア」も持っていた。WUGのことは既に知っていたし、楽曲がいいとも思っていた。だから足を運んだ。

会場はレイクタウン1階の吹き抜けスペースで、わたしは3階にいた。1階から3階まで200人ほどいただろうか。その時感じたのは「こんなものか」と「大丈夫そうだな」だった。前者は、無料観覧で混乱が起きるほどの動員がかかることはないという現状、後者は、こんな地の果てみたいなショッピングモールに朝早くからこれだけ集まるなら十分ファンは根付いているんだろうな、という安堵だった。

 HIGAWARI PRINCESSと7 Girls War が披露された記憶があるが、セットリストをみるとタチアガレと極スマもやったようだ。ライブパフォーマンス自体は「ああ、いいものみたな」と思ったのを覚えている。

そこで、いわゆる「ワグナー」にならなかったのにはいくつか理由がある。1つは、衝撃を受けるほどの出来ではなかったこと。2つは、ファンがちゃんとついて軌道に乗っているミュージシャンを応援しようと思わない自分のスタンス(売れないミュージシャンが好きで下北沢がホーム)。3つは、ファンの振る舞いだった。

1Fのステージ前にはパイプ椅子で観客席が設けられていて、整理券を持っている人はいい場所で観覧できる仕組みだった。入場開始とともに、猛然とかけてきた数名がパイプ椅子に突っ込んで倒れていた。それを3Fから見ていたわたしは「これだからオタクは」と嫌悪感を覚えた。

声優のライブを見たのは2015年のアニメ紅白以来で、そこが比較的大人しいイベントだったから、落差を感じたのも本当だ。自分自身、竹達彩奈の「ライスとぅーミートゆー」でコールを入れていたので(ここでコールを入れるよな、というのは音源を聴いていて分かった)声優ファンの気持ちは分からないではなかったけれど、転倒するオタクを見て、社会性を犠牲にしてまでやりたかねえやな、ああいうのはちょっと、というのが嘘偽らざる感想だ。

だから、HOMEツアーに誘われ東武野田線で大宮に向かっている間も、内心は怯えていた。ああいう層がワグナーのメインだったらどうしよう。ライブは楽しみだ、でもそれ以外の部分で不愉快な気持ちになったらどうしよう、と不安だった。チケットをくれた友人を信用していたからこそで、そうでなければチケットをもらってもいかなかったかもしれない。

 安泰という誤解

その後、恋?で愛?で暴君です!を購入するなど在宅オタクとしては変わらず過ごしていた。2018年5月にも、前述の友人にGreen Leaves Fesへの参加を勧められていたものの、当時は高橋徹也やthe MADRAS、果ては西早稲田に店を構えたthe pillowsの元サポートベース鈴木淳などを追うのに手いっぱいで、結局見送った。

その時はオタクがどうという話は忘れかけていて、むしろメジャーなグループを応援しなくても、という気持ちの方が強かった。

当時、それほど真剣に追いかけていなかったわたしから見たWUGは、ラブライブ!アイドルマスターの後塵を拝する第三極だった。新章の商業的・作品的失敗は耳にしていたけれど、山本寛を下ろしてもアニメをはじめとする各方面への展開は継続する姿勢、他アニメへのタイアップで、他のコンテンツと違い、まさにアイドルとしてアニメ業界にポジションを取りに行く新たなアプローチ、楽天主催試合でのコラボ(プロ野球ファンからすれば、始球式に登場する声優が所属するグループが落ち目にあるとは思えない)、さらに単独イベントGreen Leaves Fesが開催できることそのもの、それらを総合して、後2年は続くコンテンツだと思っていた。キャパが200人のライブハウスを埋めるミュージシャンを「人気」と思う人間は、幕張メッセのイベントホールを使うユニットを「大人気」と思ったのだ。というか、普通に考えて、新アニメ放映終了半年もたたずに解散するのを誰が予想できるのか。

わたしはワグナーを自認する前、ライブ以外にも、WUGのメンバーが登壇するイベントを見たこともある。彼女たちはゲストとして立派に振舞っていたし、その印象も強かった。これからもっと大きくなると思ったし、それがWUGの成長にもつながると思った。それは半分正解で、半分間違っていた。

 

 

 

この時点でわたしはワグナーではない。それでもうろたえるのだから、熱心なワグナーの狼狽は計り知れない。

だが、直後にライブのチケットを探すことはしなかったし、HOMEツアーの存在も知らなかった。「結局間に合わなかった、自分は乗り遅れたコンテンツ」がこの時のWUGだった。

オオカミとピアノ

話が前後するが、わたしがWUGの楽曲を知ったのは山下七海さんがオオカミとピアノをカラオケで歌う動画だった。細い、かわいい、しなやか、あざとい、完成度が高い。曲もものすごくキャッチーで、楽曲派ではないけれど、山下七海田中秀和のコンビが自分にとってのWUGの原点だった。ライブにこそ引き込まなかったが、これがなければWUGのアニメを見ることはなかったろうと思う。

不安を抱えて臨んだ大宮公演、ペンライトも持っていないので、ビジター応援席に迷い込んだような気分でいた。友人が(今思い返すと彼には頭があがらない)ペンライトを貸してくれて、ようやくファンを装えそうだ、ぐらいに思っていた。

中盤、キャラソンメドレーがはじまった。どれもBestに収録されていたので知っていた。だが、演者がソニックシティの通路に出て歌うのは知らなかった。

オオカミとピアノ。山下七海が通路で歌っている。

「シャンシャンシャンシャン!!」

ろくにコールも覚えてこなかったわたしが絶叫した瞬間だった。たがが外れた。その後は1番でコールを理解し2番に間に合わせるという形でライブに参加した。終演後、来てよかった、来るべきだったと笑顔で思った。夜公演のチケットもなければその後のツアーのチケットもないのに、物販でワグナーブレードを買った。帰ってわぐらぶに入会申し込みをした。レイクタウンで見た時は「吉岡茉祐は歌が力強いな、青山吉能は綺麗で上手だな」と推しも決まっていなかったのに、俺の推しはななみんだ!と理解した。

タチアガレとライジングテーマ

こんなすごい舞台を見逃してはいけない。そう強く思ったのは間違いない。それはWUGの、そしてななみんのパワーだった。だが、それだけがHOMEツアーに後追いで参戦した理由ではない。WUGのことを調べるうちに、解散とファイナルツアーがどうやら負け戦であるということを悟ったからだ。

わたしは横浜ベイスターズを応援するようになってそろそろ10年になる。10年前、TBSフロント時代のベイスターズは暗黒そのものだった。金はあってもやる気のないフロント、外れるドラフトと補強、改善されない投壊、主力選手の喧嘩別れに近い流出、果ては身売り騒動。実を言えば、どうしようもなく弱かったからこそ、わたしはベイスターズファンになった。これより下はない、後は上がり目だけ。1試合でも勝てば嬉しい。はません(5chの野球板のベイスターズ実況スレ)では勝利すると「横浜優勝!」の文字。いつのころからか「優勝を更新」という言葉が演者から聞かれるようになったが、わたしには、まるでベイスターズの1つの結末であるかのようにオーバーラップして見えた。

横浜ベイスターズには、通称やけくそチャンテと呼ばれるライジングテーマがある(現在は3点差程度の終盤ビハインドでも使用)。

レッツゴーベイ 不器用で かっこ悪くても
選手を信じ 声を枯らし
レッツゴーベイ 変えてゆく 俺たちが変える
想いよ届け 君のもとへ

熱く!熱く!熱く!立ち上がれ!!

 このエントリを書いた最大の理由がこれだ。WUGが負けたユニットだからこそ応援する気になった。WUGが失敗したプロジェクトだからこそHOMEツアーに自分がいる。コールを、大敗時のヤケクソの気分で、すがる思いで叫ぶライジングテーマのように思っていた。ツアーは楽しかった。誰もが初対面のワグナーはいい人ばかりだった。MIXやクソコールに苛立ちつつもだんだんと「まあ少しぐらいは」と許容できるようになっていった。それでもいつも引け目があった。俺は純粋な気持ちでWUGのファンでいるのではないと。

みゅーちゃんの手紙に救われた気がしたSSA

それでもツアーは優勝を更新し続けたし、WUGちゃん優勝したぞ!という高揚感があった。仙台も、当初は1日目だけの予定を、粘って2日目昼の当日券で参戦した。

そして迎えた3月8日。ライブの感想は以前のエントリに書いた通りだ。

自分の中にあるわだかまりをほどいてくれたのは、みゅーちゃんの手紙だった。ありがとうの手紙。実を言うと、ほとんど内容を覚えちゃいないのだ。ただ、WUGにかかわったあらゆるものごとへの感謝を、いつも笑顔のみゅーちゃんが言うのを聞いて、何故だかもう涙が止まらなかった。

WUGが幸福な、理不尽のない、思い描いた理想の姿であったならば、俺はきっとこの場にいない。君達の青春の蹉跌の果てにこそ俺はワグナーでいる。そんな自分でも、この場所にいていいんだ、追いかけてきてよかったのだと、許しをもらえた気がした。

Wake Up,Girls!は、本来意図しなかったであろう負のハイパーリンクによって、劇中の彼女たちと同じく苦難を強いられた(らしい)。アニメーションのWUGと声優ユニットのWUG、両軸だったはずのそれを一身に背負った彼女たちは、「優勝を更新」「WUG最高!」「明日のことは考えない!」とすさまじいパワーでプロジェクトの結末を最高の景色に塗り替えた。その在り方で、彼女たちにとって最良のファンではないわたしも肯定された気がしたのだ。

 

親しい人の訃報を、葬儀を終えてしばらくして、人づてに聞いた過去がある。あの時の現実感のなさといったらなかった。だから、生きているうちに、動いているうちに、会える人に会う、行ける場所に行く、そうしようと思っていた。けれど、WUGでわたしはそれを実践できなかった。興味があるのにライブに行こうと思わなかった。詳しく知ろうともしなかった。

だからこそ、SSAの、エクセトラの、おまけの、余生の、すべての決着がついた後のステージを観られて本当によかったと思う。そして彼女たちは生きている。

東北には行きたくなかった。父方の田舎である二本松にいい思い出がないからだ。けれど、WUGは福島を超えて仙台、盛岡まで引っ張ってくれた。イーハトーヴシンガーズの演奏を聞きに今年再び盛岡には行くつもりだ。仙台の聖地巡礼も済ませていない。二本松にも寄れたらいいと思う。

ななみんのラジオの第2回が控えている。エビストの交代メンバーとして加入したななみんはアウェーらしいので、チケットが取れたら公演に行きたい。まゆしぃの舞台も、お金があれば行きたい。青山吉能機関車トーマスは、7 Girls Warでクソコールを入れてしまった手前見に行けなければならないだろう。かやたんのずーぱらもそうだ。みゅーちゃんのDJイベントの開催を待っている。セファンだからあいちゃんの楽天トークはフラットに聞ける。みにゃみのファイブスターズは水曜日の帰路の楽しみだ。

Wake Up,Girls!は優勝した。その優勝の軌跡には、あまたの敗北が横たわっている。その敗北の側にわたしはいる。それでもWUGは勝利も敗北も、幸福も不幸もすべてひっくるめて「優勝」と言ったのだ。わたしにとってその言葉は、今話したぐらいの意味合いだ。

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Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~備忘録

自分用備忘録。円盤が出た時に「終演翌日はこんなこと考えてたんだ」とリファレンスに使う用。

 

座席は下手側218扉1列目。アリーナ最前よりもステージの縦距離は近い位置で、SSAに行ったことないながらも「これはアリーナより良い席なのでは…?」と思っていたら案の定そうだった。

 

HOMEツアーは実際に参加する前にセットリストを見ていたりしたので事前準備ができていたけれど、SSAは一発勝負。最初のタチアガレのイントロでは小賢しくも「3時間以上になるだろう公演で最初から全力コールでいいのか…?」となる。したけど。

続く16歳のアガペーで完全に臨戦態勢が整う。「まっすぐ」ペンライトを突き上げ「キミの」ステージにめがけ「名前を呼ぼう」ななみん!!!!!!!!!!!!!。うつ病の治療に使えると思う。

One In A Billion。ステージ演出には気が付かなかったけどMay'nちゃんの場所にスポットライトが当たっていたそうで。「ハートライン」がHOMEツアーでWUG仕様にチューンナップされたので、May'nちゃんリスペクトにこの選曲で正解。

素顔でKISS MEから恋で?愛で?暴君です!。暴力的な構成。「素顔になれたらキュンと素敵なの」の振り付けが田中美海さんがアップになるのがあーいけませんエッチすぎますってことに気付いてからそのタイミングは田中美海さんを見るようにしていて、今回はビジョンを見ましたが下腹部までは映りませんでしたね……。席がトロッコ出発地点とど被りしているのでトロッコ準備されるとステージが見えないのでこういう対応になったが、下腹部……。

キャラソンサビメドレーでトロッコ出場。何度かトロッコ演出あったけど山下七海さんは大体近づいた時背中しか見えないというタイミングで仙台初日夜公演の悪夢が頭をよぎった。1列目はそもそも視線が合わないという話を聞いていたので別にそこまで木にはしていないけれど、永野愛理さんは1列目に視線をくれて笑ってくれたのであいちゃんの推しになります。ワグ・ズーズーあたりはわちゃわちゃしすぎて理解を放棄して盛り上がるしか手がなかった。

これは公演全体を通して言えるけど、SSAでもワグナーのペンライト切り替えが揃ってて「お前らどこにおったんや……」ってなった。僕らのフロンティアで顕著に感じて、「憧れの方へ」で水色から黄色に変えるタイミングと変えるワグナーの比率が完璧に近かったと思う。

極上スマイル⇒雫の冠少女交響曲。多分極スマが区切りで、雫の冠からが本編終盤の入り口だったような気がする。ライブアクトについての記述したいんだけどもうこの辺りからなんも覚えてない。ただただまぶしかった。情報量が多すぎる。極上スマイルで2度も海が広くなったのもそのせい。みゅーちゃんが広いって言ったら広いんだよ。

さようならのパレードはライブ初見だったんだけど、振り付けにすごく見覚えがあるものが多くて(それがどの曲かは分からないんだけど、HOMEツアーで絶対この動きを見た、というものがあった、7 Girls Warだったのだろうか)、未完成という意味がすごく分かった気がする。CD音源は、愛知に、仙台に、SSAにいた人が思い出すためのものじゃないかと思った。

アンコール。SHIFT衣装で出てきてビビる。アンコールでSHIFT!?となった。SHIFT楽しい曲だもんね……。ステージからの角度の問題で田中美海の衣装袖からブルーグリーンの生地が見えて「ライブTシャツじゃん!!」ってなる。案の定ライブTシャツをアレンジした衣装が地下鉄ラビリンスで出てくる。三度トロッコ出場。part3の地下鉄ラビリンスが今回の演出で結実を迎えた。

ライブで盛り上がっても頭はクールなので、この時点で絶対にやるはずの「TUNAGO」と「Polaris」が残っており、ダブルアンコPolarisで〆か、という見方はしていた。TUNAGO、推しと同じタイミングで手を伸ばすのもこれが最後。

7人の手紙、みゅーちゃんの手紙でボロボロ泣いてしまった。基本的に心が固いので涙ぐんでも流れたりしないんだけどマジで何が琴線に引っかかったのか今も分かってない。推し(※ここでは山下七海のことを指す)の手紙より泣いてしまったもんな。みゅーちゃんいい子だよね。

Polaris、もうずっと会場を見ていたような気がする。言葉が見当たらない。

トリプルアンコール、タチアガレ。解散の日、本当に最後の歌で「明日こと考えない!」という吉岡茉祐さんだった。実はタチアガレ、暗い曲だと思ってたんだけど、しょっぱなとラストでまったく違う曲になっていた。キラキラとした希望しか見えなかった。

まるで解散するユニットのライブには思えなかったし、楽しくて楽しすぎて、悲しいという感情が未だにわいてこない。喪失感のない解散ライブは自分の中で新機軸すぎて、優勝のみならず終わりという概念が更新されてしまった。最高の時間だった。

 

お見送り会。後半はベルトコンベアでがっちり肩をスタッフに掴まれたり、あるいは推しに声かけしたという話も聞いたものの、割と序盤の方でみんな声かけていいのか分からずウォークスルーで手を振る感じだった。まゆしぃとかには手を振ったけど、左手に紫のリストバンドをつけたままだったことを思い出し、ななみんにリストバンドを見せて両手でガッツポーズを取ったら笑顔で返してくれた。ななみんの推しになります。

 

山下七海がどこかのソロパートで声が裏返っていたんだけどどこだか忘れた。何の曲だかご存知の方はタレこみください。

追記:SHIFTの「簡単になんてつかめないよ」のところということでした。投稿して5分で追記

 
 

 

山下七海さんについての怪文書

前略 まるでまとまりませんでした。文脈のない怪文書です。

 

Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅲ KADODE ~ 宮城・仙台サンプラザホール公演に参加しました。4公演のうち、参加したのは23日昼・夜、24日昼。

夏から続いたツアーの千秋楽ということで、24日夜公演の優勝、そしてWUGというユニットのことについては多くの方が書かれると思いますが、わたしは山下七海さんの話をします。させてください。

 

わたしは、自分のことはWUGの箱推しで、山下七海さんを推しているわけではないと思っていました。そもそも「推し」の概念にピンときていなかったですし、7人のメンバー全員が、楽曲が、彼女たちをプロデュースし、あるいは支えるスタッフが、彼女たちを応援するファンが、そういった総体が好ましいと思っていました。実際、そうでなければ今までほとんど声優のライブステージを観に行ったことのない自分が、HOME part1大宮公演の後即日でわぐらぶに入会するわけないんです。

 

じゃあなんで全身紫にそろえて基本的にペンライトの色は紫、まっすぐ君の名前を呼ぶのはななみんだったかと言えば、綺麗な笑顔と動きのしなやかさに惹かれたから、しかありません。翻って言うと、MCでの発言や本人の人格に、そこまで興味を持っていたわけではありません。みんな好き、でも応援する際に暫定的な「推し」は作りたい、じゃあ一番目に付く山下七海さんにしよう、そういう理屈でした。

 

ただ、この七か月間、少しずつ、ななみんは面白い子なのではないか、と思うようになりました。自他ともに認めるマイペースというキャラクターとは裏腹に、周りへの気配りはしっかりしているし、ややもすると「あざとい」と言われかねない自身の振る舞いを理解し、上手に出し入れする頭のよさもある。冬頃には、ラジオや動画放送でのななみんのトークに注目するようになりました。

 

山下七海さんの故郷、徳島での公演の際、彼女は企画ステージで「寝る」という快挙を成し遂げました。あの時、わたしは彼女がWUGとワグナーに全幅の信頼を置いているのだな、と掛け値なしに確信することができました。自分のキャラクターソングを他のメンバーに歌って踊ってもらい、自分は寝る。それが正解なのだと思わなければこの発想は成り立たないからです。

 

白状します。わたしは山下七海さんはWUGの中でも優遇されていると思っていました。楽曲でも山下七海さんのソロパートは他のメンバーに比べ(まゆしぃ・よっぴーを除く)有意に長いような気がして、全員同列、けれど人気では一段上、そういう風潮を追認するような売り出し方が一時期あったのではないかと(勝手に)(根拠なく)信じ込んでいたのです。

 

徳島公演を終えて、山下七海さんへの見方が変わりました。彼女にはセンター曲がないし、強烈な自己主張もない。自分より他人をとことん優先する人なのではないか、ということ。嫌味な言い方をすれば、功名心を感じられない。優等生的なライブパフォーマンスも、WUGの中で月見草に徹しているのではないか、ということ。

 

 

その仮説の、勝手な答え合わせが、仙台公演2日目昼のBeyond the Bottomでした。

未来の永遠さに僕たちは苦しむ 幸せに裏切られた君を抱きしめる

 山下七海さんのソロパート、これまでわたしが見た全公演のどのななみんとも違うアクトがそこにありました。悲痛を想いで抑え込んで歌うような表情と、強烈な感情で揺れる歌声だと、わたしには思えました。こういう歌が歌えるのに、そうしてこなかった。他の6人を信頼して任せていた。けれど、ここにきて、自分の色を隠さずにぶつけてきた。そこに、山下七海さんのエゴの在り方を垣間見たのです。

 

優勝を更新するWUGですが、公演を重ねるごとにライブアクトに鬼気迫るものを感じるようになりました。仙台2日目昼公演のMCで田中美海さんが「自分はCD音源のようにしか歌えないけれど、今日は自分なりにやってみた」(意訳)という発言をしていましたが、まったく同じことを山下七海さんもやった、とうとう牙をむいたと思いました。

 

だからこそ、WUGの中でマイペース担当としてのほほんとしている山下七海さんが、本当に輝いて見えるようになりました。素晴らしきバランス感覚。心のしなやかさ。ツアーの終わりでようやく「俺は山下七海さんが好きなんだな」と分かることができました。WUGの中で輝く山下七海さんは見納めになりますが、これからはそんな彼女が1人でどういった輝きを見せるのか。追いかけていきたいです。大好きです。

 

追伸:仙台夜立ち見で通路側だったんですけど、ななみん走ってきたのに視線切らせてて最大のチャンスで見逃すという痛恨事をしでかしたんですけど、仙台2日目昼で「当日券の人!」MCのあたりで2階を見たななみんと目があってうなずいて手を振りあったのであれは絶対ななみんからのレス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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優勝

 

鳴門・徳島旅行記録 ちょっとだけWake Up,Girls!の話

2月9日(土)

金曜日が仕事の打ち上げで、高い会費なのにビール1杯熱燗2合で済ます。日付が変わる前に帰宅するも、荷造りに時間がかかり就寝は午前1時。いつまでもあると思うな替えの靴下。

羽田へ向かう。朝から雪の予報のはずが、午前6時で家々の屋根ははっきり白くなっていて、しかもJALは早々に午後の発着便欠航を決めており、自分の乗る飛行機は大丈夫かと不安になる。

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羽田空港から出発するのにここのところバス利用が多い

結局乗れはしたものの、出発が40分程度遅れ、徳島空港着が11時。後方窓側に席を取っていたので出遅れる。友人を待たせてしまい大変申し訳なかった。レンタカーを取っていた先見性のあるワグナーさんの車に便乗させてもらう。後でツイッター交換しようと言われたんですけどタイミングがなかった……。そして同乗したワグナーで以前お会いした方なのに顔をすっかり忘れていた。えらいすんません…。

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うちっぱなし建築とは根本的に違う感じ

撫養川沿いに建つ鳴門文化会館はコンクリートのよさが前面に打ち出された建物で、汚れや劣化が味になるので公共物はこういう建築を積極的に取り入れていけ。ただ、傍らに設置されたすだちくんの劣化はなんとも言えなかった。

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完全にこれからの展開の伏線だったパターン

昼の部は前側上手、スピーカーでじゃっかん見切れるようなポジション。ただ、前列は1つきりで、わたしは身長が低く、前方の人が被って見えないことが多いのでむしろよい席だった。

昼の部が開演。とてもよかった。「オオカミとピアノ」でうおー!ってなって、すだちくんがでてきてうおー!!ってなった。すだちくんが赤いマントを着けていることがここに繋がるとは、という驚きですよね。自身のキャラクターソングにHOME色を盛り込むにあたってこれほど雄弁なやり方もないのではないか。本人は阿波踊りを封印していたのもすごい。夜の部の7 Senses青山吉能さんが踊り出して永野愛理さん、後で高木美佑さんも踊っていたが。

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いのたにの肉入りラーメン。オプションの卵は生卵なので留意されたし。

終演後は昼食のために会場に近くにあるラーメン店「いのたに」へダッシュ。徳島ラーメンは非常に好みにあった。チャーシューがそんなに好きじゃないのでバラ肉が入っているのもよい。食べ終えた後、角を曲がってもなお続く行列におったまげる。走って正解だった。

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恐らくサツマイモ畑。

その後、茶をしばくためにカフェ「Bubo」へ移動。道中、砂地の畑があってなんの畑なんだろうと思った。調べたところ、おそらくはサツマイモ畑。鳴門金時を作っているということなんだろう。

お店ではベイクドチーズケーキとヘーゼルナッツラテをいただいた。おいしゅうございました。

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Buboのベイクドチーズケーキとヘーゼルナッツラテ

この時ぼんやり、明日も徳島公演があればいいのにと思っていた。

夜の部開演前にフラスタの協賛金を支払う。まだどのフラスタが協賛したものか分かっていなかったので確認する。山下七海さんと久海菜々美さんが一緒に描かれたイラストとそれを取り囲む紫の花々のスタンドを見て、いいフラスタやこれは、となる。カレーガムさん、ありがとうございました。

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素晴らしいフラスタ



夜の部が開演。今度は中央通路から3列目、ステージを見渡せる位置。とてもよかった。

企画コーナーの話をすると、山下七海さんの、自分自身と、WUGそのものへの強い信頼が感じられてよかった。昼と違い、夜は山下七海さんが「オオカミとピアノ」の途中で階段に横たわり眠り込むという演出となった。この後、かわるがわる他のメンバーが登場して、ななみんのキャラソンを歌い継ぐ。地元・徳島公演で自分の持ち分を他者に委ねられる、それで大丈夫なのだ、という判断。すごいな、と思う反面、末恐ろしいな、とも思った。
「ここにしかない徳島」を穏やかに歌い上げる山下七海さん、幕間の山下七海さんの振り返り映像、山下七海さんへのメンバーからの手紙、そして「HIGAWARI PRINCESS」。声が出なくなってしまって、立ち尽くしてステージを観ていたと思う。ちょっとだけ嘘、青山さんからの手紙に関しては「もう少し こう 何というか手心というか…」となった。

夜の部は海そしてシャッター通りで(精神的な)一区切りがついた後、「Beyond the Bottom」からの流れが圧倒的。ワグナーブレードを振っている場合ではなく、食い入るように目の前の光景を観ていた。青山吉能さんの歌への情感の乗せ方が鬼気迫るもので、ほかのメンバーもそれにあてられたかのようにパワフルなパフォーマンスを見せてくれた。
個人的にとてもうれしかったのは「Polaris」で、連番していたワグナーさんに肩をスクラムに誘ってもらって一緒になって声を出せた。「地下鉄ラビリンス」でも通路を走る山下七海さんの位置を教えてくれたので感謝しかない。山下七海さんは残念ながら離れた場所に行ってしまったが、すぐ近くに吉岡茉祐さんが立ち、控えめに言えば挑戦的な目、ありていに言えば目をむいたイキリ面で「もっと声出せるだろ!?」とハンドジェスチャーをしていたのが非常に印象的だった。
アンコールラスト、「極上スマイル」で熱狂する中銀テープが降りてくる。基本的に取りにいかないのだけれど、たまたま一本が左手にひっかかった。終演後見たら、紫色のテープだった。今回が自身にとってPart3初参戦だったので、ホテルに帰って書かれたメッセージを読んだ。田中美海さんの「後悔のないくらい叫んだかい??」の言葉が刺さった。叫べるだけは叫んだけれど、思う存分叫ぶにはいっぱいいっぱいになってしまった。

終演後、徳島駅に移動。タクシーの運転手さんはきさくないい方だったが、運転もきさくすぎて、若干の怖さがあった。四国の交通事故率が高い理由の一端を見た。

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日本酒利き酒セット、人の話を聞かないのでどれがどれだか分からないまま飲んだ

打ち上げ時、青山吉能さんも絶賛のフィッシュカツが出てきたので食べるが、ほかのワグナーさんがいった「ビッグカツの味」が的確な表現だった。そして、同席したワグナーの中で以前お会いした方の顔をすっかり忘れている。えらいすんません…(2回目)。

前日の睡眠時間もギリギリだったので、体調を考え打ち上げ一次会で切り上げさっさと寝る。徳島公演が終わったということがその時はまだよく分かっていなかった。

2月10日(日)

この日は完全に観光。10時ギリギリにチェックアウトするも、なんのリサーチもなく飛行機の時間までどう動けばいいか不安さえあった。ひとまず徳島駅に向かおうとするが、大判焼きの店の前に数人の列を見かける。朝はうどんでも、と思っていたが、腰を据えて食べるほどの腹具合ではなかったし、小倉トーストをモーニングに食べる国もあると思って1つ買う。70円。安い。店のおばちゃんは接客のせの字もなかったが、大判焼きはあんこがほどよい甘さで、軽く食べられた。

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有名店らしい。

徳島駅近くにあるデビルマンの交差点に足を運んだ後、ひとまず鳴門方面に移動するべき汽車に乗る。途中、教会前駅が天理教の教会前でおったまげる。

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ななよぴ、なんだよな。

鳴門駅着。いよいよノープラン。ひとまず渦潮観光かと思いバス停に向かうが、待っていたのは競艇場行きの送迎バス。近くにいたおいちゃんに「鳴門公園行のバスは時刻表こっちや」と声をかけられ、「ボートレースに行きます」とうっかり答えてしまい、後に引けなくなる。「兄ちゃん若いのに日曜からボートか、ガハハ」と笑われる。

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チケット代や交通費を稼ごう!

ボートレース鳴門着。基本的にどこにいってもワグナーを見かけるという状況だったが、さすがに競艇に来たワグナーはわたしだけだったようだ。まあ、普通眉山登ったりご当地グルメ食べ歩きとかしますよね……。ちなみに舟券はひっとつも当たらず、非常に険しい顔になりながら鳴門公園行のバスに乗る。JRAに切り替えたらよもやのアバオバクーの複勝が27倍もつくとんでもない決着で、競艇の負け分がチャラになってお釣りが出た。

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ボートレースでチケット代を稼ごうなんて甘いよ。

鳴門の渦潮は、渦潮そのものより海峡の雰囲気そのものがよくて、お茶園展望台からの眺望に思わず叫び声が出てしまった。巨大な大鳴門橋がかかる先に淡路島がある、スケールがはっきりしていてよいです。渦の道で見た渦潮も、色が奥村土牛の「鳴門」そのままだった。

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お茶園展望台から鳴門海峡を臨む。

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うずしお




大塚国際美術館はどこかで「米津くん効果ですごく混んでる」とおばちゃんが話しているのを聞いたのでスルーしました。
鳴門駅にバスで戻るが、降りたバスがそのまま徳島空港に向かうことを後から知る。さっとうどんでも入れてバスを待とうかと思ったら軒並み閉店。16時なのに。どうしようと思ったら駅前に足湯があった。渦の道はふきっさらしで手が真っ赤になるくらい寒かったので、足元を温めるだけでもありがたかった。ちなみに隣にいた客3人組はワグナーでした。これに限らずこの時間帯の鳴門駅前はどうにも時間を持て余したらしいワグナーの姿が目立った。

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足湯の建物。お湯も撮ればよかった



一服してバス停に行くも、定刻から10分経ってもバスが来ない。前に待っている人たちも空港に行くと思ったので声をかけたら2人ともワグナーだった。タクシーに乗り合わせて空港に向かう。紫・水色・水紫とバランスのいい構成。いろいろなワグナーがいるなと思った。ちなみに1人は横浜ファンで笑ってしまった。徳島まで来てまさか推し球団が被るとは。

もう1人とは別れ際に「WUGちゃんたちには声優としてのこれからがある」という話をして、それは本当に思っていたことであったので、会えてよかったなと思った。

 

 帰りの飛行機の中で、「オオカミとピアノ」はこれでライブは聞き納めだな、と思って、とうとう泣いてしまった。年を取ると脳の老化で涙腺が緩くなるそうです。

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つまみは先に買っておくべきだった。仙台ではこの反省を生かしたい